ご挨拶

2016年、渋谷区長の「渋谷土産を作ろう」という呼びかけの元、渋谷区内の障がい者支援事業所と桑沢デザイン研究所の学生による連携で生まれたアイデアが「障がい者のある人の文字をフォント化する」でした。
 
当時、福祉施設で製造している菓子折、手織製品を渋谷土産にすべきとの声もありましたが、障がい者支援事業所の「フォントならば、より多くの人に使ってもらえる」「福祉の世界で生まれたものを、もっと社会に広げたい」という強い思い、そしてフォントならば、直接 渋谷土産にはならなくとも、その利用が広がる中、いずれ企業の採用が生まれるはずだと期待しました。
 
また2017年には、商品に採用しやすい総柄パターン(縦横につながるグラフィック)もラインナップに加え、現在200種以上(2019年時)のデータアーカイブを有しています。
 
以来、毎年着実に活動を継続し、30社以上の企業に採用(2020年時点)され、678万円(2019年度)を障がい者支援事業者に還元することができました。そして2020年には東京都の都内62区市町村の特産品を各1点ずつ選定する「TOKYO GIFTS 62」にシブヤフォント商品が選定され、名実ともに渋谷区を代表する土産となっています。
 
シブヤフォントは渋谷を愛する皆さまと産官学福の日本に類をみない事業に育っています。これからもさまざまな企業との連携を積極的に展開してまいります。そして、企業にとっても、企業価値向上に資する取り組みになるようお手伝いさせていただきます。
 
皆さまにおける商品、各種媒体など多種多様なご利用をお待ちしております。
 
 
 

株式会社フクフクプラス 代表取締役
専門学校桑沢デザイン研究所 非常勤教員
シブヤフォント 総合ディレクター
磯村 歩
 

採用商品事例

シブヤフォントを採用した商品・サービスをインスタグラムに掲載しております。商品採用の参考としてご覧ください。

 
 

シブヤフォントを利用する意義・効果

渋谷区長、桑沢デザイン研究所副所長、協賛企業、学生、障がい者支援施設職員他
 
 

1、渋谷区公認であること

 
シブヤフォントは渋谷区公認のパブリックデータとして、そして渋谷区のダイバーシティ&インクルージョンの理念に共感するものとして利用が広がっています。シブヤフォントをご採用いただくことは、その企業にとってダイバーシティ&インクルージョンの理念を共感していることを広く社会に伝えるものとなります。

 
 
2、データを自由にカスタマイズできること

 
フォントは、複数種を自由に組み合わせて利用することができます。シブヤフォントのパターンは採用企業においてカスタマイズ(色変更等)していただけるライセンス契約にしております。数多のデータライブラリーの中でも、とても使いやすく、商品価値を最大限に高められる柔軟性を有しています。

 
 
3、福祉と地域への貢献という社会性があること

 
利用料の一部は、渋谷区内の障がい者支援施設に還元されます。加えて、商品採用は、これに携わった学生にとって大きな自信につながります。毎年の新フォント・新パターンの発表会は、学生と障がい者支援施設が共同でプレゼンテーションし、採用を検討する企業にお披露目します。このプロセスにご参加いただくことも、福祉と地域の発展に資する新しい企業活動になりうると考えます。

 
 
4、渋谷を舞台にさまざまなつながりができること

 
シブヤフォントのご採用をきっかけに、渋谷区の障がい者支援施設、学生との交流が生まれています。またご採用いただいた企業間でも、連携商品の開発や商品発注などさまざまな連携が生まれています。シブヤフォントを媒体として、さまざまなつながりが生まれること、それがシブヤフォントに関わる全ての人々にとっての最大の価値だと思っています。


データ利用手順

 
 

お客様によるデータ利用は下記の手順にて進めてまいります。適宜、お客様の進めやすいように対応いたしますので、何なりとご遠慮なくシブヤフォント事務局までお申し付けください。


手順(1)利用用途、利用希望データのご連絡(お客様 ▶︎ 事務局)

 
(使用用途の例)
 ・商品の場合:商品種、製造数
 ・媒体の場合:媒体種(社内報、チラシ、ウェブ)
 ・内装の場合:使用面積、使用箇所
 
 
*ご提供するデータ(フォント、パターン)は加工(色変換、合成)いただいて構いません。また加工の事前の確認も必要ありません。
*ご契約は1ラインナップ、1媒体、1物件毎となりますが、そのご契約にて、データ (フォント・パターン)は何種類でも組み合わせいただいて構いません。今までの事例ですと「TOKYO」という文字を、5種類の異なるフォントでご利用いただいたことがございました。
*関連会社における二次利用の際には、別途料金を申し受けます。


手順(2)データ利用料のお見積もり(事務局 ▶︎ お客様)

 
本データ利用は、データ提供という対価を伴うものであり、税法上の寄付とはなりません。消費税を課税した金額をご提示いたします。


手順(3)シブヤフォント利用許諾申請書、使用許諾契約書のご提出(お客様 ▶︎ 事務局)

  

手順(4)ご指定いただいたデータ(高画質)のご提供(事務局 ▶︎ お客様)

 

手順(5)データ利用料のご請求書(シブヤフォント事務局 ▶︎ お客様)

 

手順(6)データ利用料のお支払い(お客様 ▶︎ シブヤフォント事務局)

 商品採用の場合は、販売数 もしくは製造数が確定した時点でお支払いいただきます。
  

手順(7)お客様による商品・媒体の開発

 

手順(8)採用商品の写真のご提供(お客様 ▶︎ 事務局)

 

手順(9)プロモーション協力(事務局)

 渋谷区区報シブヤフォントfacebookページ、共同リリースなど、採用商品のPRをご協力させていただきます。適宜、お申し出ください。
 
事例
(1)特設ページ
   マグスタイル
   アンビルト
(2)共同でのプレスリリース
   一般財団法人渋谷区観光協会様
   フクフクプラス  
(3)渋谷区報「しぶや区ニュース」の掲載
   2020年7月15日号 渋谷で生まれたシブヤフォントがおしゃれな雑貨になりました
(4)シブヤフォント公式SNS掲載
   アディダス
   アンビルト
   渋谷サービス公社

ご採用企業(順不同)2020年11月時点
グーグル合同会社/株式会社アダストリア/大和ハウス工業株式会社/キヤノン株式会社/株式会社ワールド/株式会社ゴールドウィン/株式会社ビームス/NTT都市開発株式会社/東急株式会社/東急不動産株式会社/株式会社東急レクリエーション/京王電鉄株式会社/京王不動産株式会社/株式会社ジャックス/ジャックス・トータル・サービス株式会社/株式会社マグスタイル/株式会社トランス/株式会社渋谷サービス公社/ニジュウカノ/株式会社フクフクプラス
 


データ利用料の用途について

桑沢デザイン研究所の学生と障がい者支援事業所による新フォント・新パターンの発表会

 
お支払いただいた利用料は手数料をのぞいて、渋谷区と本事業の業務委託契約を締結している株式会社フクフクプラスよりシブヤフォントに参加する障がい者支援に還元いたします。
 
2019年度障がい者支援事業所への還元実績 678万円